こんにちは、MAKOOTOです。
今日は、ニコニコ動画のRPGアツマールの投稿作品
【魔族のお嬢さまと】僕とお嬢さまの嘘つきな箱庭【○○な執事】
というゲームをプレイしてみました。リンクはこちら。
プレイの理由は、この作品にBGMを使って頂いたからなのですが、この作品がですね~非常に面白かったんですよ。プレイ時間は30分~1時間でサクッと終われる内容ながら、作品の世界観と何よりストーリーに魅かれました。
正直続きや、他のキャラの話など、この作品をもっと深く掘り下げて味わってみたいと私は思ってしまった。
すんげ~~~良かったです(笑
作者のcf_uさんはこう、なんて言いますか、凄く情感の豊かな方で、そのストーリーテラーの運び方も上手いと個人的には思いました。ほんとにサクッとプレイ出来るよう作っているのでしょう。個人的にはもっと掘り下げて欲しいくらいに思ってしまった。これは本音。
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「僕とお嬢さまの嘘つきな箱庭」の概要
作者のcf_uさんのブログ「メゾン路地裏」を見て頂くと一番わかりやすいかと思いますが、
探索や謎解き、文字入力ADV要素、ちょっとした放置ゲーム要素などを気軽に楽しめる読物系アドベンチャー
という、RPG要素を少し織り交ぜたノベルゲームです。
謎解き系のゲームって、面白いですよね。上手く作ればマップは一つで良くて、その中で行ったり来たり、キーワードからあっちこっちクリックして調べたりと、どんどん行動が楽しくなってきます。
作る方も、作りこみが好きな人にとっては楽しいと思うんですよね。設置イベントなどのトリガーの順番を間違えるとごっちゃごちゃになるという罠もありますが(笑
以下では、簡単に私のプレイの感想を書いていきます。
一時間以内には終わらせられるゲームですし、ストーリーも良いのでプレイして頂きたいとは思うので、少しのネタバレも嫌という方はすっ飛ばして下さい。
早速プレイしてみる
どこか明治維新の雰囲気を感じさせるオープニング画面。絵うまっ!
男性の方はとりあえずデカくて、少女の方はちいさっ、というアンバランスさが良い。ここのBGMが良いんですよね~(私の楽曲ではないです
さあ、ヒロインのお嬢様が出てきました。怖い感じでこの世界では通っているようです。黄色い花の髪飾りが可愛い。でも物言いは王族というこのギャップ差がいい。
ノベルゲームかと思いきや、RPGゲーム要素もあって、最初のマップでにんじんの箱を調べると、ちょっとした操作ができる。
このように、何かしらのアクションが取れる。ということは、何かしらの変化が起こせる。ストーリーに関わるからこのように用意されていると考えれば、実際に自身が操作に加わることで、その世界に足を踏み入れることになる。
何を起こすか、自分で入力できるようになっているので、試しに入力してみました。クリアランス!!
はい、少し難しい内容は受け付けませんよと書かれてあるのに「クリアランス」とか意味不明な単語を入力したのでこのように、何も起こりませんでした。
改めて「たべる」と入力をすると、
というわけで、成功。
このロジックを作るのって、難しいと思うんですよね。入力される内容を予め一通り用意していないといけない。色んな反応を作るには、それだけ作りこまないといけないんですよね。Undertaleなどを見ていると、どれだけ用意しているんだと感心してしまう。
イケメンの執事が出てきました。ここで大体今の状況が把握できます。これから何が語られるか楽しみになりますね。
たぬきリーダー、おざっす!!
マッピングの内容も結構しっかり作りこんであります。というのは、観葉植物や暖炉などを調べるときちんと説明が表示されるというところ。この辺の作りで、以降のゲーム内の作り込みが予想される、というか私はしてしまうので、短いながらも非常に丁寧だなぁという印象を受けました。
奥様は非常に美人でございます。そして見落とし気味ですが、右後ろの赤いのが旦那様。
物語が進み、絵画の中へ入ることになりました。
RPGゲームのドットキャラと色合いを同じようにしていますね。この作品に登場する女性は皆、強そうですね(笑
・・・そういうことらしいです。作中のこの子の認識が読み手と同じで非常に親切。
冒頭のにんじんに起こしたアクションの説明をここでしてくれます。この要素が拡張されれば、物語の幅はググッと広がるでしょうね。
船がしゃべってる。いいですね~こういう擬似生命体。非日常が日常であるという世界観はやはり面白さを感じさせます。
ちなみに私のフリー楽曲「旅路」がここで使われていました。物語にのめり込んでいくと気にならなくなりましたが、やはり最初聞いた時ループ処理がちと甘かったかもと思いました。
この作品の非常に良いところは、きちんと作品内の世界観をプレイヤーに順序立てて誘導していってくれるところ。誘導がスムーズで、でも自分で動くべきところは動かせてくれる。感心しました。
この後、一旦執事と緑のグラマーの二人組での操作になります。
何気ないオブジェにもこうして立ち絵があると、何かあるのかな?と思いますよね。
ありました。意味のあるところに、しっかりヒントを作ってくれている。上手い。
ここは少し探索ゲームとしての要素を味わえるところ。葉っぱが一つの鍵になっています。
虫めがねを葉っぱと交換したら、先程の居間に黒い人影が見えました。いいですね~こういうちょっとしたサブイベント。
にんじんではクリアランスとバカな入力してしまったので、ここは素直に簡単な動作を入力します。
こちらもサブイベント・・・かと思いきや、ストーリーに関わるイベントでした。
ここでの緑のお姉さんはこっちの方なので、すでにパンツ見えてるか、衣装か何かでしょう。トラの下心に思わず笑ってしまってスクショとってしまった。
そういうのは見えないようになってるんだよ~~!!!(非常に残念
・・・なんか、洞窟物語でカーリーのパンツゲットした時を思い出した(笑
話が区切られ、今度はお嬢様と橙色の術士二人組のフェイズになります。
この辺りから私は物語に引き込まれてスクショを撮り忘れていたのですが、このシーンで自分のフリー楽曲「機械要塞」が流れてきて、ハッとしてスクショ撮りました(笑
黒い片翼のように見えます。これも何かあるんじゃないかと思ってしまう。しかし色彩の使い方が非常に鮮やかで良いですね~とてもきめ細かく、世界観がより透明にもに見える。
ここですね、若干うるっと来そうになった。いやほんと。
僅か1時間足らずのゲームプレイで、こ、この私の情感が動くなど・・・多分初めての経験。
いやー、これは良かった!!
もっと続き見たいなー!!もう終わっちゃうのかー!!
そう思いました。
正直、自分もっと良い曲作らないとなぁ!と思ってしまうくらい、このゲーム良かったです。
おわりに
「僕とお嬢さまの嘘つきな箱庭」、あれこれ調べるタイプの自分でもほんとに1時間以内に終わらせられてしまった。続きが気になる、もしくは同じ世界の中での違う話や、今回のストーリーをもう少し掘り下げて見せてほしいと思わせるものがこのゲームにはありました。
また、立ち絵や背景画像の色鮮やかさ、しっかり個性のあるキャラ、ストーリー運びと語りの上手さ、細部まで行き届いた作り込みの丁寧さなど、トータル的にもバランスが良いので、
もう本編が短すぎて勿体無い!!(笑)
と思ってしまった。
しかもなんですかこのクリア後のタイトル絵の良さ。最後まで愛情を感じてしまう。
いーやー、ゲームを作る側の大変さはよくわかるのでそんな簡単に私は言えませんけど、この執事&お嬢様の拡張版もしくは続編等リリースされたら教えてください、プレイします。
cf_uさんは他にも色々ゲームを作られているようですが、なんかこの作品が凄く気に入ってしまった。
そんな感じで、非常に良い作品でした。
私の楽曲を使って頂いてどうもありがとう!
それではー