こんにちは、嶺さんが描いて下さったこの日記のアイキャッチ画像が何気にお気に入りのMAKOOTOです。
11月に少し入ってしまいましたが、簡単に10月の内容まとめと、今の自分がわかったこと、心がけていることなどを共有できたらと思っています。個人的な見解によるものですが、参考になりましたら幸いです。
10月は33曲製作
10月は、作って完成させた楽曲自体は33曲でした。
先月の日記で「10月は50曲いきたい」と考えていたのですが、途中で数を増やす方向より楽曲のクオリティを上げることに力を入れようと思ったため、製作数自体は最低ラインギリギリになりました。このペースだと三ヶ月で100曲になるかな。
ちなみにこの33曲のほとんどは今回も無料音素材としてDOVA-SYNDROME、ニコニ・コモンズに投稿していて、尺は大体1:00~2:30の間がほとんどで平均1:40くらい。なのでこのくらいの製作速度が維持出来ている気がします。
M3などのCD作品を作るレベルで月にこの数を作るのは、今の自分では出来ないだろうなぁ。尺も3分越えの展開を考えたり、世界観構築したりするから、ちと無理すね。
数をこなす事で見えてきたこと
9月から2ヶ月続けて月30曲以上を作る事で、それまで見えてこなかったものが色々見えてくるようになりました。箇条書きしてみると、
- 製作スピード向上
- 曲を作ることが当り前になってくる
- 自分がどんな曲を作れるか、作れないか
- どこを伸ばすと良いか
ということが明確化されてきました。
以下、自分流に書き綴っていきます。
製作スピードの向上
これは正直かなり効果が大きいです。
時間が限られた中でノルマをこなすように作業するので、お陰で
- 音色の選別もあまり迷わなくなった
- プラグインの掛け方も固定化してくる
- テンプレの引き出しが増える
といったメリットを感じてます。
ただ、始めはこうして固定化すると毎回同じような曲ばかり作る事になって、聴き手や使い手が飽きてしまうのではないかと懸念していたのですが、そもそもクオリティはなるべく高い位置で固定させておくに越したことはない。
また、行動を起こすことで何かしらの経験値になることは事実なので、上記の懸念はあまり気にしなくてよいと判断しています。例えイマイチかもなぁと思っても、それを完成させるだけの実践は力になる。
曲を作ることが当り前になってくる
ドラゴンボールのセル編でいう、悟空と悟飯の「常にスーパーサイヤ人状態でいて、戦う時に自分への負担を減らす」という状態と似ている感じでしょうか。曲を作る事が当り前になってくると、習慣化されて作業に移るまでが非常に楽になってきました。
「あ~、今日も曲作らないとな~・・・」
ではなくて、
「日課こなすか」
みたいになってくる。
いちいち曲作るのに、「むぎぎぎぎ・・・!!」みたいな労力をかけなくても良くなるんですよね。やりたくないのにやらなきゃいけないという時の心的負担はかなりでかいと思っているので、それならそんなこと思わずに行動に移せたら一番いいんじゃないかと。
また、楽しいと感じるものには心的負担は無いはずなので、曲作りがストレスにならぬように工夫して、楽しんで作りたい。
・・・こんなこと書くと、「本当は曲作りそんなに好きじゃないんじゃ?」みたいに我ながら思ったりもしますが、
そうではない!そうではないのだ…!!
Youtubeとかスポーツとか映画とかゲームとか、今世の中にはハマれるモノが沢山あるんだ!むしろそれを提供している方を褒めるべきなんだ!くそー、面白そうなこと一杯で時間がいくらあっても足りやしない・・・!!
そんなわけで、フラフラしてしまいそうな無意識の自分にはまず根元から癖を付けてもらうことにしています。油が乗ってのめりこんだらこっちのもんですからね。
自分がどんな曲を作れるか、作れないか
今私は主に「動画・ゲームでのBGM」という部分に焦点を絞って曲作りをしています。その分作るジャンルはかなりあちこちに飛んでいたりしますが、数をこなしていると、
- すぐに作れる曲調
- かなり時間をかけてしまう曲調
- 全く手がでない曲調
が、自分の中で結構見えてきます。
これは今まであまり触れてこなかったジャンルでも試しに作ってみるとスイスイいくこともあり、簡単だと思っていたジャンルが全く手つかずになったり、慣れているジャンルでも妙に凝りだして時間食ったりと、自分の自覚していない部分が明確になってくる。
自分の現状を把握しておかないと、Lv1なのに魔王バラモスに突っ込んで「なぜ勝てない!?」と言っているのと同じことになるので、この明確化はかなりありがたい。
どこを伸ばすと良いか
DOVA-SYNDROMEなどに楽曲投稿していると、DL回数やYoutube再生数などが数値化されて見ることが出来るので、好みや傾向がなんとな~く把握は出来ます。
ただ、自分の楽曲でなくともその数字自体は知ることが出来ますが、自分の作った楽曲での傾向が自分に一番反映しやすく、唯一自分がコントロール出来る部分でもある。そしてその傾向を知るにはやはり手持ちの曲数はある程度ないと統計が取れない。
そんなわけで現在DOVA-SYNDROME、ニコニ・コモンズで登録曲数が100を超えたので、自分が作る曲で何が人気があるのか、どこを伸ばしていくと良さそうかなどが大分見えてきました。
基本的に、DL数が多いものはそれだけ求められている「需要のある」曲質であると考えられますが、DOVAを利用される方の層に依存するため、どこでどう使われるかは正直かなり未知数ですし、この数字だけで需要のある傾向は一概に言えません。
例えば、「Youtube動画を作る人の絶対数」と「ゲームを作る人の絶対数」は全然違うと思うんですよね。だから、DL数が低いから需要がないとは単純に判断できません。もちろん曲調やクオリティが左右するのは言うまでもありませんが、私自身10年前に作った曲を登録してみて、「当時は頑張って作ってたけど昔のクオリティだもんなぁ~」と思っていたら意外と使用頻度が高かったりすることが結構ありました。
何がどうヒットするかは割とわからない。
BGMの性質を知る
私は元々ゲーム音楽アレンジから入って、そこから実際にゲームのBGMを作るようになりました。今はYoutube動画の需要の多さから動画用のBGMを意識していますが、ゲーム用のBGMとかも相変わらず作ってます。
なので、私の場合、
- ゲームBGM作る
- 動画系BGM作る
- ジャンル結構バラバラ
という感じなので、傍から見ると随分風呂敷広げてる人という感覚なのかもしれません。
ただ、これまでの楽曲投稿に対する私が確認した使用例や報告だけでも、
- Youtube動画
- WEBラジオ
- ローカルTV
- プロモPV・DVD
- 朗読
- 館内BGM
- ゲーム
- カフェ等の店内BGM
という風に、使用用途がかなり多岐に渡ることがわかりました。
なので、これからどこを中心に絞っていくかを決めるためにも、自分の手持ち曲数はある程度必要であったと思っています。
10月越えての素直な感想
実際、結構楽しいです。
9月当初はガーッと作っていったらネタなくなるんじゃないかと思っていたんですけど、そもそもある程度の数を作ろうとすると、インプットも常にしていかないと短期間で曲作れなくなると気付いて、
- インプット → アウトプット
の小さなサイクルが慣習として出来てくるようになりました。
コツとしては、いきなり難しいことをしない。
展開の凝った楽曲はそれはそれでしっかり仕事してくれると思っているので、ゆくゆくはそういう楽曲をドンドン作っていけたらいいなとは思いますが、別に1シーンに合うだけの簡単なBGMでも用途としては十分ありなわけです。難しいから合う、わけではない。
イメージはあるけど曲が作れなかったら、単純に「作ろうとしているものが今の自分にとってレベルが高い、もしくは何か足りてないものがある」というだけの話なので、そこに到達するために学ぶ事はもちろん大事ですが、まずは自分が出来ることから始める。簡単でもいい、出来さえすればその小さな実績が階段の一段目になる。それを一つ一つこなしていけば、段々難しいことも出来るようになるという寸法です。
・・・この辺の進め方は人それぞれ十人十色かとは思いますが、私は今こんな風に一個ずつ進めていく感じで曲作ってます。
10月の収益
一応書いておきます。
10月は、GoogleAdSenseで¥8,000、ニコニ・コモンズで¥3,000くらいの、合わせて約¥12,000くらいでした。BOOTHでの売上もありますが、それは同人活動なのでここでは除外します。
あと、依頼も無しです。
まだサイトの方に具体的な作曲依頼についてのページを作っていないですし、それについての具体的な行動も起こしていないので当然といえば当然かなと。ただ、これに関しては何も考え無しにいるわけではないので、今はこんなもんだろうなと思っとります。
むしろ上出来。悪くないぞ。
おわりに
思ったより長くなってしまった、日記なのに。
ひとまず11月も最低1日1曲更新をノルマに設定して進めていこうと思います。
任務は確実に遂行しよう。(若干トロワ風
あ、そういえばM3の事書いてなかった!・・・ま、まぁそれはまた今度にしようか。
それでは!